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【太陽光発電】盗難リスク回避!アルミケーブルへの切り替えで賢く安全に! 2024.12.25

【盗難の現状】

警察庁によりますと、太陽光発電施設で送電用の銅線ケーブルが盗まれる被害は6月までの半年間に、全国で4161件発生し、1年間の被害が5361件だった去年を大幅に上回るペースで推移しています。被害のおよそ9割が関東地方に集中していて、都道府県別の内訳は
 ▽茨城県が1196件と最も多く
 ▽栃木県が821件
 ▽千葉県が733件
 ▽群馬県が617件 (NHK引用)

 ↑ 配線ラックから電線を盗まれました。

 

【なぜ盗難がケーブルの窃盗が増えているのはなぜですか?】
銅線ケーブルの盗難が増えている理由の一つに、銅の値段が大きく上がっていることがあります。この背景には、新型コロナウイルスの影響で市場の状況が変わったことが関係していると言われています。コロナの影響で木材の値段が高くなったのはよく知られていますが、実は銅をはじめとするいろいろな材料の値段も上がっているのです。

1号銅線(ピカ線) 1317円/kg
アルミ線(ピカ線)33円/kg 
※注意(自社調査2024年12月 金額は相場で変わるため比較の参考にしてください。

 

  ↑ 電力会社CT(変流器)より電線切断され盗難


【なぜ太陽光発電施設が狙われるのか】
施設は銅線ケーブルを多く使用しているうえに、郊外や山間部など人目につきにくい場所に設置されていることが多く、犯行グループに狙われやすいといえます。 そのほか、太陽光発電は夜間に発電を行わないため、感電のリスクが少ないことも狙われやすい要因の1つといえるでしょう

 ↑ ハンドホール内で電線を切られて盗まれました。

 

【電線を盗まれると】

1. 経済的損失

  • 修理費用の発生: 新しい電線を購入して取り付ける費用や、技術者を呼ぶためのコストが発生します。
  • 発電停止による収益減少: 電線が盗まれると発電設備が機能しなくなり、発電した電気を販売する事業者は収益を失います。

2. 停電や電力供給の問題

  • 電力供給の中断: 施設や地域に送電している場合、その供給が停止する可能性があります。
  • グリッドへの影響: 系統連系している場合、不具合が広がる恐れがあり、他の設備にも影響を与える可能性があります。

3. 安全上のリスク

  • 感電の危険: 電線の切断作業中やその後に人が感電する危険性があります。
  • 火災のリスク: 電線を切断したり盗む際にショートが発生し、火災が起きる可能性があります。

4. 修復に要する時間

  • 復旧までの時間ロス: 盗難に気付いてから修理完了までには時間がかかり、その間発電が停止するため、事業者にとっては大きな痛手です。

 ↑ キューピクル内や集電盤内で電線を切られて盗まれました。

 

【弊社の経験とアルミ銅線のメリット】
弊社では、SFCC株式会社製の青色のアルミ電線を使用して盗難復旧後や盗難される前の入れ替え工事を行ってます。青い電線はアルミ電線で価値が無い事を、犯罪者が解ってるため盗難されにくいです。
アルミ電線は銅に比べて安価であるため、金属の価値が銅ほど高くないため、盗難のターゲットにはなりにくいという点です。

 ↑ ラックに青色のアルミ電線で修復

 

【アルミ線に変更する時期】

アルミ電線で復旧工事をする いま、アルミ電線に変更する
 メリット  盗まなければ、費用が掛からない  デメリット アルミ線にする工事費がかかる
 デメリット 盗まれてから設計するので復旧まで時間がかかる  メリット  計画工事のため工期が少ない
 デメリット 盗難直後から復旧までの間発電が出来ない  メリット  計画工事のため未発電期間が少ない
 デメリット 銅線が盗まれ資産が減少した  メリット  銅線を販売して、工事費負担が出来る
 デメリット 盗難で警察の現場検証や被害届が必要となる    
 デメリット 盗難後の後始末作業費が掛かる  メリット  後始末が無い作業
 デメリット 盤や配管その他破損し復旧に費用が掛かる  メリット  盤や配管その他そのまま使えるときがある
 デメリット 新規にアルミ線を購入のため費用が掛かる  デメリット 新規にアルミ線を購入のため費用が掛かる
     
 
 

【費用感】
1)盗難後、アルミ電線で復旧工事をする     例 X00万(工事費)
2)いま、アルミ電線に変更する    例 X00万(工事費)-X0円(電線販売金額)

 

 

【銅線盗難前の対応の方が、実はメリットが多い!】
セキュリティをどれだけ強化しても、盗難を完全に防ぐのは難しいというのが現実です。たしかに、セキュリティ対策を強化したことで被害が減ったり、現在問題が起きていない事例もあります。しかし、根本的に盗難をゼロにするには、「盗むもの自体をなくす」という方法も一つの考え方です。例えば、銅線のような価値のあるもをアルミ線に変更し取られなくなる環境を作ることが、盗難を減少させる一つの方法と考えてます。

 

 

【結果】
銅線盗難前の対応の方が、実はメリットが多い!

 

 

【よくあるご質問】
Q1. 銅線ケーブルからアルミケーブルに変えると電気の流れはどうなりますか?
A1. 銅線ケーブルからアルミケーブルに交換すると、電気の流れ(導電性)は悪くなります。これは、銅の電気伝導率がアルミニウムより高いためです。
    ただし、アルミケーブルの直径を太くする(約1.6倍の断面積)を考慮することで、性能を維持することが可能です。

Q2. 配線盗難後、売電開始までどのくらいの日にちかかりますか?
A2. 配線盗難の切断状況により異なります。詳細はお問い合わせください。

Q3. 保険会社に対し説明する事もお願いできますか?
A3. 弊社が代わりに説明させていただきますので、気軽にご相談ください。

Q4. 注意喚起の看板も掲示してくれますか?
A4. 現地状況により枚数を選定し、設置させていただきます。

 

 

【この記事を書いた企業】
株式会社一成電気設計事務所
創業35年の電気工事のプロフェッショナル集団です。
アルミケーブルへの切り替えに興味を持ったらまずご連絡。お見積り無料です。

 

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